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男爵と獣 降誕祭前夜 続

男爵と獣 降誕祭前夜 続 レースのパンティーに漢の強かな指で塗られたポワゾンが、 グジョグジョの秘所から 薄い皮膚を通して血管に入ると、 耐えられないうずきと 所々に細いピンで突き刺すような痛みが下腿を襲う。 すっきりと伸び上がった筋肉と陽日に曝したこともない乳白な東洋の宝珠の如くしんじゅ色の肌で覆われた太腿は拡げられ、 あられもなく、その完全な肢体を、 燭台に囲まれた寝床に浮かび上がらせていた。 興奮した上肢の肌にぷくりと浮かぶ汗の玉は、 独特のスイートな香りを撒き散らす。 僅かに覆われた男の印は完全に勃起し、ただただこの薄く華麗な編み込みの生地から飛び出そうと、 その粗い息に合わせてうねり震える。 「 くく、、よいながめだ」 獣の毛皮を纏い怪我をしていた漢とは思えぬ今までには見せなかったような野卑な笑顔を浮かべ、 持っていた燭台の根本を掴んだ。 「 おまえをくうまえにな、 いけにえとしては すでにおおくけがれているだろうが おもいださせてやろう 」 イブトーレスの華やかな白銀のパンティーからはみ出た熟れきった淫部に 燭台の蝋燭から滴れる蝋が落ちると 強烈な熱い滴が、疼いて開いた竿の孔を塞ぐ。 「 やめて!あ、熱い、あ! う〜ぁ 」 痛みと疼きとで震える太ももを 漢は近づけた舌で丹念に舐めあげる。 「 おまえの あせは あまいな 」 その高い鼻がちょうど イブトーレスの濡れて透けたパンティーの王冠部分、 そう、ランスワット家の印であるそれに覆われた玉を押し上げると、 その厚い舌はレースごと、 その玉の後方にある、 匂いの強い壺の入り口をツンツンと舌の先で突く。 「 そこ、そこ! あ、あ、だめだ! だれか!だれか来て! 」 この靭く硬い漢の体躯の目的を悟った 男爵は、 その美しい口元を歪め、 必死で抗う言葉を叫んだ。 しかし、その叫ぶ口を制するように、 漢は獣のような唸り声を上げ、 目の前の玉を片手で鷲掴みにすると それを潰しあげるように 握り込む。 あまりの痛みに 玉は縮み上がり イブトーレスの声は 掠れた絶叫を上げた。 「 なんで!なんで!誰か! こんな卑小な者に! ちくしょう! 」 どんなに暴れても革紐で縛られた下腿はびくともしない。 それよりも、 すこし前に愛撫されながら、 融けたチョコレートのような粘りあるものを塗られた乳首が熱をもってきた。 ジンジンとした疼きとカリカリとした痒み。 ほの白く真珠のように光るその肌の中、 ツンっと勃ったその紅色の部分は、 色を強くし、 さらにその甘味な刺激は イブトーレスの記憶を掠めていく。 「 どうだ? おまえたちがぬすんでいった、 ちょこれーとは きにいったか? 」 「 盗んで? 」

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