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2018年12月24日-24

「あっ……や……!」 「……ふ……ぅっ……」 「……ッ、あ……ああっ! だめっ……またイク、イク……ッ!」  千景は目に涙を溜めながら、法悦に浸った。  腹のなかが、さらに締まる。ペニスを食わんばかりにぐにぐにと吸いつき、蠢く。強烈だった。我慢ならず岳も顎を上げ、ほどけるような声を吐きながら、千景の最奥に体液をぶちまけた。 「っ……ぁ……はぁ……ッ」 「ん……、ァ……あ……」  数秒間にわたる尿道の痙攣が引いたのち、岳はくたりと脱力し、へばりつくように千景を抱きしめた。汗の臭いと柑橘系のフレグランスの香りが鼻腔に触れた。千景は小刻みに震えながら岳を受けとめ、首筋に顔を擦り寄せてくる。 「……まだ、きもちいい……」 「あぁ……」  精巣が空になる勢いで、千景の腹のなかを汚したつもりだった。が、岳の雄はまた、質量を増していた。まだ足りないと言わんばかりに、熱が集まってきたのだ。  千景を抱いたまま身体を起こし、座位の体勢をとった。膝の上に乗った千景が、とろんと熱に浮かされた表情で見おろしてくる。ひどく扇情的で、魅力的だった。たまらず、獲物に食らいつく獣のように、岳は彼の唇を塞いだ。  ずっと、こうして繋がっていたい。  こうして、キスしていたい。  いきれるほどの肉欲に溺れる一方で、千景との行為に大きな安心感を覚える。胸が暖かなもので満たされていく。  そして、彼を愛おしいと思えば思うほど、脳髄からぐずぐずに蕩けてしまいそうだった。  唇や頭の芯が痺れるほどの長いキスを終え、岳は千景の双眸を、じっと見つめる。黒々とした瞳は欲情しきっていた。普段よりも垂れてみえるまなじりは朱色に染まっている。女が差すアイシャドウよりも、こっちの方が綺麗でセクシーだった。  何気なしに、口が動く。  ……皆川さん、と。  千景はふにゃりと柔和に、けれども凄絶な色気を滲ませた微笑を浮かべる。それから、今度は彼から唇を合わせてきた。 「……千景って呼んで、岳……」  それだけのことだった。けれどもそれを、甘い吐息とねだるような声で囁かれると、身体がぞくぞくと熱く震えた。千景の中で性器はさらに大きくなり、ただでさえなかった余裕が、ぼろぼろと崩れていくのを感じた。  千景の腰をがっしりと掴むと、岳は勢いよく突きあげた。鼻息を荒げながら何度も、何度も何度も。それから、大胆なまでに善がり、泣きじゃくるような嬌声をあげる千景に、うわ言のようにささめく。 「……千景……ちかげ……っ」 「あ、ぁ……たける……好き……、好きだ……!」  胸が締めつけられた。俺もだ、と言葉を返し、千景にまた口づける。そうして、抱えきれないほどの快楽と多幸感に心身を浸らせていったのだった。

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