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森孝くんと結しゃんの話19

 先走りでぬめる包皮を剥き、亀頭を指でなぞる。 「……っ、あっ、やん……」  ひと撫でしただけで、背筋がぞくぞく震えた。一人でする時より何倍も敏感になっている。  怖くなって手を止めると、もりしゃんが不満げな表情をした。 「ちゃんとイくまで、やめないの。どんなにスケベになってもいいから」 「……ひっ、むり、だよぅ……っ……」  さっきよりも優しく、注意深くなでる。ちょんと突いただけで身体がはねた。 「無理って言いながら、言うこと聞くんだ? 結しゃんのスケベ。本当はイくとこ見られたいくせに」 「……っ、あんっ……そんなこと、ない、もん……っ」  口では否定したものの、亀頭をなぞる指は止まらなかった。だんだん動きが早くなっていく。 「ひっ、あっ……っ、いいっ、気持ちぃよぉ、もりしゃっ……変になっちゃう……」 「一生懸命おてて動かして、可愛い。俺に聞こえるように、わざと音立ててる?」 「立ててなっ……」  言われてから、先走りがぐちゃぐちゃ鳴っていることに気づいた。意識するとなおさら音が大きく聞こえてくる。  恥ずかしいけど指は止まらなかった。感じてる証の音がだんだん大きくなってくる。 「あっ……やぁん……聞いちゃ、やだぁ……っ」  音が鳴るよう、空気を含みながら指先を動かすと、もりしゃんは笑った。 「今は〝わざと〟に、変わってる」 「……ふぇっ、言わ、ないで、いじわる……っ」 「結しゃんが嫌なら、意地悪するのやめるけど?」  ぼくの鳴らす音に合わせるように、もりしゃんは腰をグラインドさせた。  ペニスがどんどん口の中で膨らんで、喉の奥まで遠慮なく突きささってくる。 「ふぐっ……」  喉の奥で、もりしゃんのペニスが一際大きく膨らんだ。 「んんっ」 「結しゃん、飲んで」  律動と同時に鼻をつままれ、反射で口を開く。  ふぐっふぐっと、声にならない声がぼくの口から漏れ出た。喉の奥でもりしゃんのペニスが脈打ってるのが分かる。 「……っっ」  いつの間にか、ぼくも達していた。  あわてて閉じた指の隙間から、受け止めきれなかった精液がしたたり落ちている。  どうしよう。もりしゃんに触られたわけでもないのに、勝手にいっちゃった。変態だって嫌われたらどうしよう。  うつむくぼくに、もりしゃんは息を整えながら言った。 「結しゃん……ごめん、調子乗った。結しゃんの泣いてる顔見たら、たまんなくなって」  申し訳なさそうにぼくの口元を指でぬぐうもりしゃんは、先ほどとは打って変わって優しい表情だ。  嫌われたら嫌だなぁと思うと、嗚咽が込み上がってくる。鼻の奥がツンとした。 「……っ、ふぇ……もりしゃんのおちんちん、舐めてるだけで、いっちゃった……っ」  少し置いて、もりしゃんが笑いの混じったため息を吐いた。 「ひどい事しすぎたって反省してたのに、結しゃんってば、もう……可愛いんだから」  もりしゃんは、うつむいていたぼくの顎を持ち上げると、半勃ちになったペニスを鼻先に突きつけてきた。くぼみに残った精液の匂いが鼻をくすぐる。  なんとも言えない、いやらしい匂いだ。吸い込んだだけで頭が痺れてきて、いつまでも嗅いでいたくなる。  あふれ出た唾液を飲み込むと、もりしゃんはぼくの半開きだった口に親指と人差し指を差し込んだ。歯を通り過ぎ、意味ありげに舌を指ではさむ。 「もう一回、咥えて? 今度は、ちゃーんと(べろ)で味わってね」  もりしゃんに言われなければ、自分から口にしていたかもしれない。  青臭い味と一緒に、もりしゃんのペニスを口いっぱい頬張った。 ―END―

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