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雑なキューピッド8

 ファスナーが下りきると、解放された昂りが生々しくパンツに浮かび上がっていた。  まこはわざと雰囲気を壊すみたいに明るく言う。 「やべっ、パンツの上からでも禍々しいのがわかるんですけど。これ、普通のゴムじゃ入らんろ?」 「どうだろ? いつかまこが確かめて?」  まこの指にすりっと擦りつけた。 「もー!恥ずかしくなるっけ、あんまエロい雰囲気出さないで……」  まこはもごもご言うと、固さを確かめるみたいになでてきた。不安げに見上げる目が可愛い。  まこがチンチン弄ってくれるなんて、夢、かな?  頬をつねるのはアホらしいから、軽く舌を噛んでみた。痛い。大丈夫、夢じゃない。  俺はまこが触りやすいよう、ズボンとボクサーパンツをまとめてずり下ろした。 「チンチン、触れそう?」 「思った以上にいけそう。逆に善は、俺で平気なが? 興奮できる?」 「元気マンマンのこれ、触ってて聞くかなぁ。こんなに固くなるの初めてかも。ちょっと痛いくらい」 「……まじか」  まこは嬉しそうに呟いて、ゆるい力で下を握った。  わざとじゃないだろうけど、焦らされている気分になる。下が熱くてもどかしい。 「まこ、お願い。自分でする時みたいに、もっとちゃんと擦って」 「ごめん、痛かったりしたら言って」  まこは三本の指で俺のブツを握り、上下に動かし始めた。時々俺に向けてくる視線が不安げで可愛い。  しばらくして、まこは手をとめた。何か言いたげだ。 「腕疲れたなら、あとは自分でするよ。まこの指、気持ちよかった。握られてるって思うだけでいっちゃいそうなくらい、興奮した」  ありがとうの意味を込めて指を絡めると、まこは首を横に振ってもぞりと座り直した。軽く股間が膨らんでいる。   「疲れたわけじゃなくて、俺も下、触りたくなってきた。善のよさそうな顔見てたら、ムラムラしてきて。善、えっちぃ声、出したりするし」  腕で口元を覆っているものの、赤くなった顔も、恥ずかしそうに目を潤ませているのも隠せていない。  可愛い、俺と同じように興奮してくれるのが嬉しかった。 「いいよ、下触って。いっぱい気持ちよくなってるところ、見せて」  まこは小さく頷き、ズボンのファスナーを下ろした。ボクサーパンツと一緒に足から引き抜く。  それなりにサイズはあるのに色素の薄いそこは、持ち主と一緒で美人さんだった。

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