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雑なキューピッド10

「どうしよう、俺もうだめかも……っ」  昂りを擦りながら、まこが手をギュッと握ってきた。 「イってる時の顔見てイキたい。我慢しなくていいよ」  俺はまこの指を、下半身を扱くみたいに掴んでなでた。 「あっ、やだ、そんなん想像しちゃうじゃん……善の指、ヤバい……っ」  まこはびくりと体を震わせ、細く息を吐いている。続けながら訊いた。 「やめる?」 「やめんのも、や。それ、エロくて興奮する……あっ、いく、あんま、見ないで……っ」  まこはひときわ大きく体を震わせると、動きをとめた。真っ赤に膨れたチンチンから、とぷとぷと白い液を吐き出している。  吐精した余韻で漏れそうになる吐息を抑える姿が、逆にいやらしい。 「まこ、可愛い。昨日一緒にしたばっかなのに、めっちゃ出たね。俺ももう持たなそう……っ、出る」  俺はそう言って、まこにかからないように先端に手をかざした。いきおいよく白濁が吐き出されていく。  まこはテーブルに乗っていたティッシュ箱を引き寄せると、自分の下腹を慌ててぬぐった。ぬぐいきれなかった液体が下生えまで垂れていく。 「先にティッシュ用意しておけばよかった。腹の上、どろっどろ。って、見すぎ。善も早く手ぇ拭いて」  一刻も早くといった風に上着を下ろそうとするまこの臍のくぼみに、まだ透明な液体が残っていた。 「ここ、まだ拭けてない」  俺は興味本位で指ですくい、口にふくんだ。苦しょっぱい味が舌の上に広がっていく。  まこの顔がさっと赤くなった。喉を鳴らして、俺から目をそらせないでいる。  顔から下に視線をおろすとまこの下半身がほんの少し持ち上がっていた。こういうの、まこは弱いのか。 「はは、まこ、顔真〜っ赤。まさか今ので興奮したの?」 「だって、善が変なの、舐めるから。意地悪……」  まこは唇を噛みながら涙目になっていた。触ってもないのに、もう扱けそうなほど硬くなっている。  ああ、もう、たまらなく可愛い。例えどんな過去があっても、もう離してあげられる自信はなかった。 ―END―

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