28 / 66
逢瀬19
「はるくんに選ばせてあげるよ。さっき口に咥えたものと俺のモノ、どっちを挿れてほしいかな?」
「いっ、そんなのっ嫌だっ!」
「嫌だと言っておきながら、何もしていないはるくんのモノは、こんなに大きくなってビクビクしているのにね。イキたくて堪らないだろ?」
青年に話しかけながら片足を持ち上げ、ローションを塗った秘部へと指を滑り込ませた。
「ううっ、ふぅっ……」
中を弄る、高橋の指の動きに合わせるように、大きく育った青年の下半身から、雫が滴り落ちてきた。
「すごいね。いつもより熱くて、ずっとヒクついてる。俺のが欲しくて堪らないって、君の躰が言ってるよ」
高橋の問いかけに、青年は唇を噛みしめながら、必死になって首を横に振った。
「いつもはイくのを我慢させてしまっているが、今日は特別にそれをしないでいてあげる。媚薬の効果で、はるくんが何度イくのか楽しみだな」
喋りつつ、青年の中を責める指の本数を増やしてみた。時折両足をジタバタさせながら躰を硬直させるたびに、高橋の指を締め上げる中の様子で、すぐさま挿れたくなる。
(もう少し感じさせてからだ。焦らしに焦らしてからのほうが、この後より楽しめるだろう)
「ぉ、お願いします、もう止めてください」
「感じさせてあげてるのに、止めてくださいなんて、おかしな話じゃないか。ここをこうしたら、堪らなくなるだろ」
高橋の長い指が青年の感じる部分に目がけて、ぐりっと擦りあげた。
「ああぁっ!」
ビクンと跳ねる裸体と、青年の口の端から滴るヨダレを見下ろしつつ、自身の先端を後孔の入口にあてがう。
「はるくんの躰が待ち望んでいたモノを、今から挿入してあげるね」
言い終わらないうちに、強引に中へと割り挿れてやった。
「やぁあぁあっ!」
高橋のモノが挿入される途中で、張り詰めてて大きくなっていた青年のモノが、勢いよく白濁を撒き散らした。久しぶりの行為のせいなのか、はたまた催淫剤のお蔭なのか、いつもより量が多い。
赤い紐で縛られた青年の裸体を照らすように、自ら淫靡に汚れていく姿を目の当たりにして、高橋の興奮は高まっていった。
「トコロテンなんて、初めてじゃないか。すごく可愛いよ」
「あっ、ぅあぁ……」
「脈打つたびに俺のを締めあげて、奥に導こうとしてる。まだ感じ足りないってことなのかな?」
トロけそうなくらいに熱くて、居心地の良い青年の中の気持ちよさで、高橋のモノはさらに質量を増して大きくなった。
ともだちにシェアしよう!