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エピローグ②

「あー、ちょっと味見するぐらい、あいつら待たせればいいだろ」 「拓馬はちょっとで済まない! いっつもお腹いっぱいなるまで満足しない」 最初のころは俺の体を気を使ってくれていたんだなって感じるほど、拓馬とのエッチは今は持久走みたいだ。  どっちかが息が整ったら、跨って第二ラウンド、第三ラウンド……と気づけば朝まで繋がっていたり。  俺はまだ若いからいいけど、本当の拓馬ってばめっちゃ絶倫なんだもん。やばすぎ。 「……最初の頃は、毎晩聖から誘ってきたのになあ」 耳をかぷっと噛まれて、中を舌でぐるりと舐められたら、ぞわわっと甘く背中に悪寒が広がる。 「だ、だめ。慣らすだけでも時間かかるのに」 「誰も突っ込むとは言ってねえだろ。突っ込んでやりたいけどな」 確かに、覆いかぶさって当たってしまった拓馬の股間からダイレクトに伝わってくる大きさ。 この大きさを受け入れる為には、時間をかけなきゃいけない。 けど、拓馬の場合は、俺の反応見てじっくるねっちょりやりすぎなんだよ! 俺が大丈夫って言ってるんだから大丈夫なのにさ。 「肉の用意とか! 酒とか!」 「もう持って行ってる」 「あーもー」 やばい。 キスだけならいいかなって思う俺がいる。 キスだけじゃ済まないのは分かってるのに。 でも俺もちょっとキスだけじゃ体の熱がおさまらない。 「た、拓馬」 「あ?」 「く、口でしてみようか?」 その瞬間、がばっと起き上がると拓馬は目を見開いていた。 「……ビビった。それはビビるわ」 「なんでだよ! 良く考えたら、俺やったことない! 舌でぺろっとしたぐらい!」 「口に入らねえからしないでいいんだ! 顎外れるぞ」 「やってみないとわからねえじゃん。いいからズボン脱げよ!」 「わー聖が変態攻めー」 クククと拓馬は笑ってるが、全く俺にさせようとしない。 くそう。本気なのに。 「な、舐めさせろ! 咥えさせろおおおおお」 自分でもすげえ事を大声で言ってるとは自覚しているが、最初に押し倒して来たのは拓馬だ。 拓馬のズボンに手をかけようとしてお互いに暴れていたら、漸く一階からインターフォンがなる。 それで拓馬は諦めたのかソファから起き上がってロックを解除しに向かう。 が、俺は諦めない。 吾妻と暇さんとか面白がってやれるようなタイミングを作ってくれると思う。 絶対に、達成してやる。 「おい、あいつら来たから上に向かうぞ」

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