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2-5 同級会 ~ケンイチ~
「じゃあな!」
「また!」
俺は、バス停でカオルを見送った。
ふぅ。
今日は、最高だったな。
カオルとだったけど、ファーストキスもできたし、ディープキスの練習もできた。
それに、カオルのやつ、今日も可愛かったな。
まったく、あいつ、男のくせにどんだけ俺好みなんだよ。
ミニスカートをまくって恥ずかしがる表情とか……。
パンティーのあそこを膨らませてエロいったらありゃしない。
反省は、カオルを泣かせてしまった事、だな。
どうして泣いたのかわからないけど、そうだよな。
あいつも男だ。
男に股間を触られるのは、さすがに抵抗があったんだろう。
いかに幼馴染とはいえ、俺だって男だもんな。
昔のようにはいかない、っか。
でも、あの場面であいつが泣かなかったら、あのまま一線越えていてもおかしくなかった。
気を付けないとな。
カオルに嫌われちまう。
ああ、次にカオルに会えるのは、合コンか。
今度の合コン、正直、相手の女より、カオルに会えるのが一番の楽しみ。
ふふふ。
いや、ちょっと待てよ。
次の合コンであいつに彼女が出来たらやばくないか?
もう、カオルに会えなくなるとか。
でも、あいつの好みの女って、スポーツウーマンって言っていたな。
そんな女、そうそういないだろ。
いや、いるか……。
ちくしょう、来ない事を祈るしかねぇ。
ふと、唇を触る。
さっきまで、カオルの唇が合わさっていた唇。
はぁ。
ため息がでる。
とろけるようなキスだった。
思い出しただけで、勃起してくる。
ああ、もっと、もっとしたい。
カオルとキス……。
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