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「大丈夫。理津はすごく綺麗だよ」  佳孝は恍惚とした表情で、視線を這わせている。 「ゆっくりでいいから」  佳孝の言葉に頷き、理津はゆっくり腰を落とし込んでいく。 「んっ……ッ……」  慣れない体勢になかなか難しかったが、佳孝の支えもあり何とか全てを収める。  じっとしていると中で脈動を感じ、佳孝の昂りが息づくのが分かった。 「あっ、あぁ……」  ゆっくりと腰を突き上げられ、それに合わせて理津も腰を上下させる。  突き上げられる感覚は新鮮だった。見下ろせば、理津を見上げる法悦な表情の佳孝がいる。 「ぁっ……佳孝さん」  早くも果ててしまいそうになり、理津は訴えるような目を向ける。 「……理津」  佳孝の手が頬に触れる。それだけで全身を覆うような多幸感が沸く。 「好き、佳孝さん……愛してる」 「僕もだよ。理津」  頬から首に手が回り、佳孝の方に引き寄せられる。  唇が重なり、佳孝の指が髪を梳く。行為の淫らさとは違う、優しい指遣いがもどかしさを煽る。 「佳孝さん……めちゃくちゃにして」  理津が囁くと、佳孝の目の色が更に情慾を増す。   答えるように佳孝が身を起こし、理津をベッドに押し倒した。

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