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第11話 零れ落ちる蜜

焔次は、動けない清隆をベッドルームに運ぶ。 「や、やめろ!何する気だ」 清隆はもがいたが体は薬の所為で動かなくてされるがままだ。ベッドルームは広く、一人では完全に持て余すだろうと思うくらいベッドも大きかった。 これが噂のヤリ部屋なのかと、焦る頭で考える。 焔次に簡単にベッドに乗せられた。 飲まされた薬がどんなものかわからないが、本当に意識があるし喋れるのに体はほとんど力が入らない。 絶望感が増してくる。 「何って、楽しそうだから俺も混ぜてもらおうと思っただけ。いいよな?」 焔次は相変わらずニヤニヤ笑いながら、それを撮影している。 「そ、そんなの嫌に決まって……」 「まあ、何言われてもするけどな。じゃあ、脱ごうな」 焔次は清隆を無視して、服を脱がす。 「い、いやだ!何して……」 何もできない清隆はあっという間に脱がされてしまった。しかもそれもしっかり写真に撮られた。嫌悪感で一杯になる。 「最高。いい風景だな、速水くんのこんな姿、滅多に見れないもんな」 焔次は清隆の服を脱がせ、仰向けにすると、無理やり足を開かせた。 あられもない姿がさらされ、清隆は顔が赤くなるのを感じる。 それもまたスマホで撮られてしまう。 「なにする気だ。やめろ!っひ」 次に焔次はローションを取り出し、足の間に垂らした。 清隆は嫌な予感で、血の気が引く。 動けないなりに必死に手足を動かし、抵抗する。 「おい、草太!動かないように抑えてろ」 「う、うん」 ずっと黙っていた草太だったが、焔次がそう言うと言われるままベッドに乗り、清隆の腕を押さえた。清隆は、全く動けなった。 「そ、草太。なんで……」 清隆は草太を見上げる。目が合ったが草太はまた気まずそうに目を逸らす。 「え、焔次くん。乱暴なことなしないって……」 「ああ?乱暴なんてしてないだろ?お前は黙って言うこと聞いてろ!」 焔次はそう言うと、草太を殴った。 「っ……ご、ごめん」 草太は謝ると、言われた通りまた、清隆の腕を押さえた。 「草太、草太。お願いだやめてくれ……」 清隆は何とかそう訴えるが草太は相変わらず目は合わない。 「そんじゃ、速水楽しもうぜ」 「や、やめ!……っ」 焔次は嫌がる清隆に構うこともなく清隆の腰の下にクッションを入れ後孔をよく見えるようさらに足を広げた。 清隆は身を固くするが、すぐに指が入れれる。指の感触がしてゾワリとしたものが体を走る。 「本当、最高。こんな姿、誰も見たことないんだろうな」 焔次は本当に楽しそうに言った。 「や、やだ!触るな!……っく、ぐ」 ゴツゴツした指が内部に入ってくるのを感じる。 焔次はぐるりと指を動かした。 異物が入ってくる感触は嫌悪感しか感じない。気持ち悪さに清隆は必死にもがく。 「おい、あんまり動くなよ。痛い思いはしたくないだろ?」 「っひ。ぐっ……」 焔次は、そう言いながら、入れた指を二本に増やし動かす。ローションはあるものの、狭いそこに痛みが走った。 容赦ない動きに清隆は恐怖で固まる。 焔次は指で清隆のそこを広げ、嬉しそうにまた写真を撮った。 グチャっと水音が響く。リアルな音に何をされているのか知らされて、清隆は体を震わせる。 「速水のここ、意外に綺麗なピンク色してんのな。まあ、こんなとこを使ったこともないんだろうしな」 焔次はじっくりと調べるように指で広げ、また写真を撮った。 「や……やめ……」 悪夢のような状況に、頭がついていかない。だんだん清隆は抵抗する力もなくなってきた。 もう、耐えることしか出来ない。 焔次は調子に乗って、さらに音をさせながらそこを広げていく。 しばらくベッドの上で、微かな水音と清隆の堪えるような息遣が響いた。 あっという間に、そこを探る指は三本まで増えていた。 「そろそろ、いいか」 焔次は軽くそう言って、ズボンをくつろげると自分のものを出した。それはもうすでに固く勃ち上がっていた。 「っや、嫌だ!」 ぐったりと、されるままになっていた清隆はそれを見てもがく。焔次の物は大きくてどう見ても入りそうにない。 しかし、抑え込まれたうえにまだ薬が効いているせいで無駄な抵抗になった。 「やっぱり、この体勢のほうがやりやすいな」 そう言って焔次は、清隆を四つん這いにさせる。 ろくに力が入らない清隆は上半身がベッドに沈み、焔次に腰を突き出すような体勢になった。 そうして焔次は臀部を手で広げると、そこに自分の物をあてがい、割り入れる。 「っ!!いっ……!!」 鋭い痛みが走り、清隆は体を硬直させた。 「速水くんの処女頂きま~す」 「っぐ!や、嫌だ!痛い!やめ……!!!」 焔次はそんな清隆の言葉を無視してそこに突っ込んだ。解したとはいえ、初めてのそこはきつく痛みしか感じない。 「っく、やっぱりきつい……」 焔次はそう言いながら清隆の腰を掴むと、無理矢理腰を押しすすめる。 「!っ……!!」 清隆は、痛みで声を出すことも出来ない。 「おい、もうちょと緩めろよ」 「っ……ふ……ふざけるな!!……今すぐ抜け……!」 清隆は呻くように言ったが、焔次はそんなことを聞くはずもなかった。 「しょうがねえな。ほら、草太。こいつのをしゃぶってやれよ」 焔次はそう言うと清隆の上半身を抱えて起こし、萎えているそれを草太の前にさらす。 「う、うん。わかった」 草太は素直に頷くと、清隆の前に座る。 「そ、草太!や、やめっ!」 まさかそんな事をするとは思わなかった清隆は慌てる。もがくが後から挿入され、がっちり腕を回されているからなんの抵抗にもならない。 草太は躊躇する事なくかがみこみ、それを咥えてしまう。 清隆の萎えたそれが湿ったものに包まれる。清隆は今の情景が現実とは思えない。 清隆は今まで女の子にそんな事を、させたことがなかったし、草太にして欲しいなんて思ってなかった。 しかし、草太の口の中はぬるぬるしていて熱く、体の中心に血が集まるのを感じる。 草太は慣れた感じで竿を扱くと、先端をじゅうっと吸う。 「っう!……そ、草太やめ……」 ダイレクトに気持ちいいところを刺激され、清隆の体は快楽を拾ってしまう。 しかも、好きな人にそんなことをされたのだ、反応しないのは難しかった。清隆の萎えていたそれは大さを変えていた。 「おっ、いい反応じゃん」 「ち、違う!これは」 清隆は、必死に否定するように首を振った。しかし、焔次は追い打ちをかけるように後ろから草太の顔を上げさせると、ニヤニヤ笑いながら清隆の耳元で言った。 「ほら、こうやって欲しかったんだろ?喉奥まで咥えさせて顔射してやれよ」 清隆は必死で頭を横に振る。しかし、草太が自分のものを咥えている姿に目が離せない。 グロテスクな清隆の雄が草太の赤い唇を犯し、てらてらと濡れている。 またジワリと熱が中心に集まった。 「い、嫌だ。俺はそんな……」 「あれ?かなり固くなってきてないか?嫌だとか言いながらしっかり感じてんじゃん」 「っち、ちが」 「ほら、喉奥にこうやってこすりつけるんだ。気持ちいいだろ?」 焔次はそう言って腰を動かす。そうすると自動的に清隆の腰も動き、草太の口の奥までおしこまれた。 「んぐ……」 「そ、草太ごめ……っ」 上顎のざらざらりとしたところに先端が触れ、体が勝手に反応した。 また清隆の物はあからさまに大きくなった。ジワリと先走り清隆は羞恥で顔が赤くなる。 「ん、後ろも大分柔らかくなってきたな。速水はこっちの才能があるんじゃないか?」 「う、うるさい!」 「そんな事言うなよ。俺専用のオナホにしてやってもいいんだぜ」 そう言った後、もういいだろ、と焔次が言って草太の口から清隆のもを引き抜く。 そうして、清隆の腰を掴み自身を根本まで押し込む。 「……っく!」 「最後まで入った……ちょっときついけどなかなかいい締まりしてる」 そう言いながら、焔次はゆるゆると腰を動かした。 「ぐ……や、やめ」 「いいね、速水くんのハメ撮り。最高」 焔次は楽しそうにそう言いながらペロリと唇を舐めた。 相変わらずスマホで撮影していて、画面には焔次の物を咥えこむ清隆の後孔が写っている。 「や、やめ……っあ」 「中がめくれてピンク色のが見えてるぜ。速水君は本当にやらしい体してんだね」 「っぐ……うう……」 焔次は相変わらずニヤニヤ笑いながら、味わうようにゆっくり動く。 中を掻きまわすような感触に清隆は顔をゆがめる。気付かず、涙もこぼれていた。 「ああ、泣いちゃった?可哀想。ここもまた萎んじゃったし……」 焔次は一つも可哀想なんて思ってない口調で、ぺろりと清隆のこぼれた涙を舐めた。ついでに萎えてしまった清隆のそこを、もてあそぶように扱く。 「っ……!」 清隆は、もうなすすべもなくただ首を振ることしかできない。 「そうだ、草太。入れさせてやれよ」 「え?僕?」 「やっぱりみんな、楽しめないと意味ないもんな」 焔次は楽しくてしょうがないっといったように、ニヤリと笑って清隆の首筋を舐める。 「早く、脱げよ」 「わ、分かった……」 迷っている草太に焔次がそう言って睨むと、草太はびくびくしながらも服を脱いだ。 草太の白い肌が露わになった。 「草太……」 こんなのダメだと思うのに、清隆はそこから目を離せなくなる。しなやかなその体は想像していたより色っぽく、ピンク色の乳首がやけに生々しく。 清隆の萎えていたものが、また少し力を取り戻した。 それが分かったのだろう。焔次がクスクス笑いながら追い打ちをかけるようにローションをかけ扱き始める。 「気持ちいいんだ……。これじゃあ、嫌だって言っても言い訳にならないな」 「ち、ちが……っ」 ローションで濡れた手で扱かれると、清隆のそこは完全に勃ち上がる。 恥ずかしくて顔が真っ赤になった。しかし、あられもない姿の草太の裸に熱はそう簡単に治まりそうに無い。 「ほら、お前も濡らして準備しろ」 焔次がそう言って草太にローションを渡す。草太はそれを受け取ると、手にたらした。 そうして後ろ手にして座り、そろりと足を開くと、ほぐすために後孔に指を入れる。 清隆は思わず目をそらした。 「なに、目を逸らしてんだよ。見たかったんだろ?ほら、草太。見えやすいようにもっと足開け」 焔次がそう命令すると、草太は言われた通り足を開く。 清隆はそれを絶望的な気持で、見ていることしか出来なかった。

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