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第9話
「可愛いですよ、葵さん。雌になっちゃったおっぱいには、たっぷりお仕置きしてあげないとね」
「あぅ…っ、うれ、しいっ……!」
「誰にも見せられないような、えっちなおっぱいにしてあげる」
ピン、と乳首を指先で爪弾かれて、葵は背を弓なりにそらす。そうなると結果的に智紀の眼前へ胸を突き出す形になり、乳首を責めるには好都合の体勢になった。
「俺ね、葵さんの乳首にピアスつけてあげるのが夢なんです」
ぎりぎりと両方の乳首をつまみ、充血した先端をチロチロと舐める。痛くて気持ちがいい。麻痺していく脳内で必死に意識を保とうとする葵は、熱に浮かされたような眼差しで智紀を見た。
「ここにゴールドのピアスをつけるんですよ。乳首を繋ぐチェーンがついてる、いやらしいやつ。絶対似合いますから」
「やっ…こわいっ…」
「怖くないですよ。俺が優しく穴あけてあげます。痛いのが好きなら、勃起しちゃうんじゃないですか?」
「あ、ぁっ、あっ」
つまんだ乳首を刺激され続け、葵は息を切らしながら喘いだ。智紀になら何をされてもいいけれど、ピアスは少し怖い。耳にだってしたことがないのに、いきなり乳首にピアスをつけるなんて想像ができなかった。
「セクシーな葵さん、見たいな……ねえ、俺のためにピアスしてくれる?」
腰に滑り降りた手が葵の身体を抱き起こす。智紀はその腕の中にすっぽりと葵を抱きしめ、吐息とともに囁きかける。まるで催眠術にでもかかったかのように葵はうっとりと頷いた。
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