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作戦1:まずはデート2
本日は晴天なり。
な、日曜の朝10時。
僕は某わんちゃん像の前で先輩を待ってた。
そう、デートである!
(…あれ?これって初デートでは……?
は、初デートっ?!)
すっかり忘れていた事実に、めちゃくちゃ驚く僕。馬鹿だな〜、あはは。………笑えない。
(だ、大丈夫。人の多いところを選んだから手は繋げるはずだし、平常心でいれば……)
「…お待たせ」
「っ!!」
前言撤回。むり。色々無理。
先輩は薄茶のタートルネックに、黒いズボン、それに裾の長い黒いコートという、とてもシンプルな装い。
そう、めちゃくちゃシンプルなのに、すごく、すごく
「かっこいい………
っ!あ、え、あの、こ、これはっ!」
声に出てたー!!!
もうだめ!今日の早乙女三波くんはだめでーす。使えませーん!
「ん、ありがとな」
そんな僕に突如投下された激レアスマイル。
(あーーーーーーーー
もうだめ、死んじゃう…)
開始5分で死にそうです。
早乙女のHPは0よ!もうやめて!!
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