朔未「笑武くんは、ほんわかしていて人当たりの良い人ですよ…会うと必ず笑顔で挨拶してくれますし、名前の通りですね…ちょっぴりお人好しな所もあるので色々と巻き込まれてしまうみたいですが、何事にも向き合う姿勢は尊敬しています…でも笑武くん、本当に嫌な時は断っても良いんですよ？」 笑武「玲司さんは誰にでも優しくて家族想いな人だよ！頼れるお兄さんって感じかな、本人もお世話焼くの好きなんだと思う、面倒見が良いんだよね…でも、誰にでも優しいところがたまに逆効果になってる時もあるのかも…玲司さん、たまには皆んなじゃなくて、1人だけを見てあげてほしいな」 玲司「葵？どう思うって言われてもな、よく知らねぇんだよ…人を寄せ付けないっつーか、わざと刺々しい態度とって人を遠ざけてる感じだな…けどよ、この間は挨拶したら珍しく睨み返してきたぜ、いつもは無視決めてくるけどな、少しは視界に入れたか？…時間かけて付き合って行こうぜ、お隣さん」 葵「愚問だ、他の住人に興味がない…何も思わない、以上だ…上の階？ああ、あの小煩い植物オタクか…あれに関する知識はそれだけだな、充分だろ…言いたい事ならあるさ、二度と俺に説教をしようとするな、その物言いは特に不愉快だ」 アスト「伊吹沙希、ヴァルトの問題児ですね…彼の素行の悪さを知らないのは後から越してきた笑武くんぐらいでしょう、最近は大人しくしてますが油断はできません！隣人の僕が目を光らせておかないとと…まぁ、変わろうとしている努力は認めますよ…その調子で頑張る事ですね」 沙希「透流ー？…留守多いし、隣だけどあんま付き合いないんだよね、仲良くも悪くもないし…普通！イメージは…器用だし、家事とか得意そう！あとアイツってさ、いつもは気怠そーにしてるけど怒らすとめちゃくちゃ恐そうじゃね？…あのさ、時々目だけ笑ってないように見えるけど、気のせい？」 透流「善は見てて飽きないよ、人が欲しがる物は大抵手に入れられるのに自分の欲しい物は手に入れられなくて踠いてる…面白いって言ったら怒るかねぇ？気が多いお仕事してるから誤解されやすいけど、意外に純粋なお人よ…ハハッ、いつか奇跡が起きるといいねぇ」 善「律紀ちゃんは俺に懐いてくれてるから嬉しいよ、いつも明るくてヴァルトのムードメーカーになってくれてるよね…傷つき易いから心配だけど、立ち直りも早いみたいだから大丈夫かな…でも、慰めが必要な時はいつでも言ってね、部屋の鍵を空けて待ってるから」 律紀「花結ちゃんは最初だけ人見知りさんで近寄り難いと思うかもしれないけど、慣れてくると本当に可愛いのよ！好きな事を話してる時の目の輝きとか、たまーに見せてくれる控えめな笑顔とか、もう食べちゃいたーい！花結ちゃん、怖がらなくていいのよ~…此処には貴方を傷つける人は居ないわ」 花結「梶本氏ですか？料理が上手です…隣人の縁でたまに試食させてくれるので、自分は得をしていると思います…近寄られると迫力があって、恐いですが…いい人だと思います…言いたい事ですか？…あの、あの…自分は子供ではないので…あまり頭を撫でないで下さい…恥ずかしいですので」 勇大「む、俺は朔未について話せばいいのか…付き合いはそう無いが、客人として来ている時の印象だと若いのに落ち着きがある、それに人に合わせるのが得意そうだ…悪く言えば自己犠牲の気がある…あんたに限っては、もう少し我儘を知った方がいい」