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挑発的に
親族との写真撮影が終わって2人だけになる
「......ちょっと、苦しいかも」
コルセットは、していないがいつもより締め付けのあるドレスに窮屈さを訴える
「ファスナー少し下げようか?」
「うん、お願い......ふぅっ」
下げられて露になった肌にチリッと焼けつく痛みを感じた
「んっ......いおりっ」
「色っぽい声をだすね、奥さん?」
「だっ、て......伊織がするからぁ......」
紅くなったであろう箇所に手をのばそうとすると手首を優しく掴まれた
そのまま口づけられる
「いおっ......」
「楽しみは、取っておくよ。なお、愛してますよ」
「ん、僕もです。伊織が愛しぃ......です。んっ、ふぅんっ......んんっ、んふぅんっ」
今度は、挑発的に僕から伊織にキスをした
「な、おっ......」
「もう、時間だよ?お預けです」
不意打ちを喰らってボーッとしている旦那様の手を引いて披露宴会場行きの車に乗った
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