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《触れたい》
その日の夜も…
風呂場で…
髪を洗ってあげて、背中を流してあげた後、風呂場の椅子に座っているあずまを後ろから見下ろしていると…触れたくて仕方がなくなる。
「あずまさん、少しは肉ついたかな」
会話の流れから、背後から屈んで近づき、あずまの腹に触れてみる。
「ん?たくさん食べさせてもらえてるから、本当にありがとう」
「……っ」
そのまま、あずまの身体を撫でて…
「敬大くん?」
「あずまさん、触るだけ、触るだけだから、ちょっとだけ、いい?」
「敬大くん?」
「ごめん、」
すっと、裸体のあずまの胸元を両手でまさぐる。
「く、くすぐったいから、敬大くん?」
そう微笑み、振り返り見上げるあずまがやはり可愛く思えて…
「あずまさん、」
そのまま、あずまの乳首を人差し指と親指で挟むように弄りだす。
「っ、敬大くん、おかしいよ?」
その手を抑えるように、動きを止めさせながら窺うあずま。
「俺、おかしいよな、おかしいけど、あずまさんに触りたくて仕方ないんだ」
「敬大くん、それは、いわゆる代償行為だろう」
「代償行為?」
「本当にしたい欲求が満たされないから、代わりに別のもで欲求を満たそうとする行為のことだ」
「……」
「敬大くんは、本当は女の子と付き合いたいんだ、それが出来ないから手近にいる私で欲求を満たそうとしているだけ」
「違うよ、俺、あずまさんが…」
誰の代わりにもしていない、あずまさんだから触りたいのに…
「違わないよ、若いから性欲が発散しきれていないだけなんだ、…だから、」
振り返り、あずまの目の前にある、勃ち上がったペニスを不自由な両手で挟むように持ち、緩く扱いてくる。
「…っ!」
その刺激にビクッと身体が震える。
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