11 / 13

第11話

「っぅあ、ん。そ、こ……いいっ」  バラバラと指を動かせばある一点、白司がビクついて身体を跳ねさせた。 「ここか?」 「っ!んぅ…!そ、こっ……ぁん…」  女みたいに喘ぐ白司は染を夢中にさせた。もっと喘ぐ声が聞きたくて、指をより深く挿れ気持ちいい所を擦る。 「っああぁ…!っんぅ……」 「すげぇ、濡れてる……」  丸見えのその穴は男なはずなのにそそられる。染の指でイキそうなのにイケないもどかしさを腰を振って白司は訴える。  お尻を出して前後に動き、染の指に感じつつも小さく喘ぐ姿に染のモノは先程舐められた時よりも更に大きく硬くなっていた。 「んぁ……、染。き、て……染のちょーだい?」  やっとこちらに振り向いて見せた白司の顔は真っ赤に高揚して、待ちきれないとこの先の快感を欲している。 「挿れるぞ。白司」  指を全て抜くと大きく広がり、埋めてほしいとヒクついている穴が見えた。染は自身をソコに向かって一気に突く。 「っんあああ……!」 「っ、っぅ、きもち…、い」  染の指の代わりに入ったモノは、白司の想像よりも大きかったらしく息を吸うと共に喉を鳴らした。  腰を揺らし始めたのは、染からか白司からかそれぞれが快感を求めて動きを進める。緩やかに動くと結合部からは粘膜の混ざる音が鼓膜に響く。

ともだちにシェアしよう!