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第4話
お昼休みが終わり午後の授業が開始された。
ー5限目 物理 ー
「ではこの解を答えなさい。折角だから藍川答えてくれ」
「はい。MA=MG-Frです」
「正解だよくできたな。」
ー6限目 英語ー
「この問を答えてね。では藍川君」
「 I'm sorry to hear that, but you have brought it on yourself.」
「正解です。 良くできました」
お昼を済ませ眠たくなる時間でも転校生君の頭は冴え渡っていました。よく難問を解けるよね尊敬します!俺も頑張ろーっと。
「転校生君凄い頭がいいんだね」
授業が終わり帰り支度を始める姫蘭の方に行き問いかける。
「ここの編入試験難しいらしいからね。でも健吾もそうじゃん。」
「あの時は死に物狂いで勉強してたからね。でも今はさっぱりだよ」
俺は別に他の学校でも良かったんだけどあの人との約束があったから偏差値が高いこの御坊ちゃま校を受験した。
無事あの人との約束は果たしたが肝心の彼は夏に留学してしまいそれ以来会っていない。もう直ぐ帰ってくる予定だから楽しみなんだ。
「あのさ今
「おしお前ら帰りのH Rやるぞ席着けー」
「何か言った?」
「‥ううん。何でもないや」
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