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ガタガタと震える体は自分のものでは無いようで、日常とはかけ離れたこの状況を、日向は受け入れきれていない。
戻ってきた浩也から膝をつくようにと命じられ、従えば……髪を捕まれ床へと顔を押し付けられた。
「ううっ」
四つん這いを肩で支えるようにして、尻だけを高く上げたような格好は、日向にかなりの羞恥を与える。
「今日はあんまり道具無いから、次はちゃんと揃えておくよ」
言いながら尻を撫でた浩也は、持ってきたローションボトルの口を開き、いきなり日向のアナルへと突き立てた。
「いたい! 」
突然襲った痛みと冷たさに日向は思わず逃げを打つけれど、ふくらはぎを浩也に踏まれ、動くことが出来ずにそのままローションを流し込まてしまう。
「あううっ…… なに? 気持ち、悪い」
パニックにあげた日向の声は無視をされ、ローションを注ぎ終えた浩也は、直径三センチほどの棍棒にコンドームを被せてから後孔へと挿入する。
「っ痛い!! 」
涙が自然に溢れてくる。あまりの痛みと気持ち悪さに呻く日向の髪を掴み、
「バイブより細いの探してやったんだ。感謝しろ」
言い放ちながら浩也はそれを十センチ程度入れたところで手を止めた。
それから、アナルの縁を指でなぞって確認し、
「ローションをたっぷり入れたから、血は出ていない」
と冷静に告げるが、混乱している日向にはまるで聞こえていなかった。
痛みに涙をぽろぽろと流し、小刻みに震えている日向の正面へと立つと、頭を掴んで今度は膝立ちにさせる。
すると、脚に力が入らない日向は座り込んでしまいそうになるが、アナルから二十センチ程度飛び出している棍棒が……座ることを許さない。棒が床へと当たった瞬間、アナルのさらに奥深くまでを棒に穿たれ、細い体が奇妙に跳ねた。
「ヒッ! 痛いっ!」
涙を浮かべるその表情に、嗜虐心がそそられるのを浩也は感じて微笑んだ。
「これくらいで泣いてるの? 」
冷静なその声に、虚ろになった日向の瞳が浩也へと向けられる。
「慣らさなきゃ、俺のが入らないだろ 」
言われた言葉にぼんやりしたまま日向はコクリと頷くが、許容量を越える出来事に頭の中では何も理解できていなかった。
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