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無防備な姿を晒し、ブルブルと震える日向の姿はいつもよりさらに小さく見える。赤く色づいた臀部を撫でれば、華奢な体がビクリと跳ねた。
「……うぅ」
ぐぐもった声を漏らしながらも必死に嗚咽をこらえる日向の姿を見て、浩也は口許に自嘲的な笑みを浮かべる。
「泣かせるな……か」
呟きながら、優しい手つきで何度か尻を撫で擦ると、少しずつだが日向の体から強ばりが解けていくのが分かった。
「ふぅ……ん」
そのまま、股の間から手を差し込んで小振りなペニスを掌で包むと、きっと気付いていないだろうがそこは緩く勃 ち上がっている。
「この状況で、感じているのか?」
快楽に従順になるよう仕込んだのは自分なのに、その反応に少しの苛立ちを覚えた浩也は、ローションを指に馴染ませてから、二本一緒にアナルへ挿し入れた。
「ひぅっ! はぁ……ん」
そのまま、前立腺を刺激するように二本の指を回転させれば、日向の口から嬌声があがるが、浩也は少しそこを刺激をしただけですぐに指を抜いてしまう。
「あふっ……ふぅ、ん」
「すっかり淫乱な体だな」
なおも咥え込むものを探すかのようにヒクリヒクリと伸縮を繰り返す孔に、ローションをたっぷり垂らしたバイブを一気に突き挿した。
「ひぅうぅっ! やぁぁ!」
なにも分からないまま衝撃に煽られ、ビクビクと体を戦慄かせている日向のペニスを指で弾き、射精が出来ないように根本を細い革紐で縛った浩也は、余った革紐をアナルから出ているバイブの持ち手部分へ繋ぎ、さらには手首を戒めている拘束具へと縛り付ける。
「やぁぁ!……なんでっ」
懸命に理由を求める悲痛な声が聞こえてくるが、答えても聞こえないだろうし、元より答えるつもりもない。
「なんでだろうな?」
言いながら、バイブのスイッチを入れた浩也は、更にそれをスライドさせて出力を最大にした。
「っひぅっ、ああぁぁ!」
刹那、日向の口から叫ぶような嬌声があがり、激しく首を横に振ったため、首輪を繋ぐ鎖がカシャカシャと音をたてる。
「今回は、すぐには許してやらないから」
日向にとって絶望的な内容を告げるその声は、幸いにも本人には届かない。浩也はそのまま部屋を出たが、ドアを閉める寸前まで道具によって凌辱を受ける日向の喘ぎが響いていた。
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