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浩也との行為の中では自分で扱く事が赦されていないから、これまではそこへ触れるていなかった日向だが、躊躇いがちにペニスへ触れても静止をされない事が解ると、止められなくなったように夢中で自身を扱きはじめた。
「ふうぅっ……ああ…ん」
そのまま、貴司のペニスが前立腺へと当たるように腰をくねらせれば、媚薬の効果もあってわき出して来る快感は底が見えない。
「気持ち悦い?」
耳許へ響く聖一の声に喘ぎながら頷く日向の表情からは、理性が完全に引き剥がされ、妖艶に微笑む表情に……男達がゴクリと唾を飲み込んだ。
口淫をさせていた男が退き日向の視界に映っているのは、苦しそうだけど愉悦の色を浮かべて喘ぐ貴司の顔と、赤く点滅する無機質なランプ。
それがなんなのかなんて考えるだけの思考能力は、今の日向には残ってはいない。
「良くできました。二人共、イっていいよ」
聞こえた聖一の声に続いて、結合部へと伸ばされた指が貴司のペニスを戒めていたコックリングをカチリと外した。
刹那。
「あっ……っあぁっ!」
貴司のペニスから迸 った精液が、日向の中へと注ぎ込まれ――。
「ひぃっ! あぁんっ」
前立腺を直接叩いた温かい熱に刺激され、体を震わせた日向もすぐに絶頂を極めてしまう。
射精の余韻に浸りながらも、日向は貴司の上から降り、彼の腹に飛び散った自身の精液へと舌を這わせた。
――綺麗にしないと……。
「なっ……やめてっ! ああっ」
静止する貴司の声が聞こえるが、それはどこか遠く感じる。
――足りない。
媚薬の効果はまだ続いていて、貴司の腹を舐めながらも、日向のペニスは徐々に硬度を取り戻していた。
後孔の疼きも激しさ増し、自然に腰が揺れてしまう。
――嫌……なのに。
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