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キスをしながら胸の尖りを指でしつこく愛撫され、寸断無く注がれる愉悦に吐息が鼻から漏れてしまう。
これが、以前のような強い刺激ならば日向はすぐに達してしまっていたのだが、優しい愛撫は体の中をグズグズに溶かすばかりで、気持ちは悦いのに達するためには刺激が僅かにたりなかった。
「んっ…んぅ……」
もう限界だと思った日向が浩也の背中を軽く叩けば、一旦体を離した浩也が余裕なさ気に服を脱ぎ捨てる。
「悪い。もう限界だ」
そう告げてくる浩也のペニスはしっかりと勃ち上がっていたから、安堵した日向は薄く微笑んだ。
「っ……」
浩也がローションをペニスへ馴染ませ、日向の脚を持ち上げてから肩へと乗せた。
そして、腰が浮く体勢となった日向の後孔へその切っ先があてがわれる。
「いい?」
余裕なさげに紡がれた言葉に日向は必死に頷いた。
「愛してる」
少し掠れた艶のある声が鼓膜を揺らした次の瞬間。
「ぁっ…あっ…あぁっ」
ゆっくりと中へ分け入ってくる長大な質量に、日向の体が弓なりに反る。
それまで……慎ましく閉じていたアナルがヒクリヒクリと伸縮し、大きなペニスを飲み込む様子に、煽られた浩也は一気に最奥までを穿った。
「ひっ…ああぁっ!!」
腹の中から突き上げられるような感覚に、日向はたまらず達してしまいそうになるけれど、ペニスの付け根を押さえられていて射精することは叶わない。
「ど……して?」
「悪い。でも一緒にイキたいから、もう少し我慢してくれ」
その言葉に、コクリと頷きで返事をすれば、脚を肩から下ろした浩也が日向に覆いかぶさってきた。
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