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「ヒナ、イキたい?」
もう限界に近い日向は浩也の言葉に何度も頷く。
「駄目だよ、イキたいならちゃんと言葉で言わないと。そうだな、×××……って言ったら、考えてもいい」
言いながら、ペニスの付け根へ移動した指が陰嚢を強く握り込んだ。
「ぁうぅっ! ……ヒナはっ…ぃんらっ…から……ぁなをぃっ……いやぁ!!」
激しい痛みに悶えながらも、どうにか言葉を紡ごうとした日向だけれど、途中、ローターの出力が上がり愉悦に体が大きく跳ねた。
「聞こえない。ちゃんと言わないといつまで経ってもこのままだ」
そう愉しそうに告げた浩也が、感じやすい裏筋を根本から撫であげてくる。
「ひぅっ! あぁ…ダメっ……ヒナは…ぃんらんだから…おしりの…ぁ…アナのなか、グリグリされて…キモチいぃです。おぉきいのでいっぱい……突いて、イカせてっ」
拙い口調で卑猥な言葉を紡ぐ日向が無意識に腰を振るたびに、カシャカシャと鎖の音が響いた。
その姿に欲情し、浩也はローターのスイッチを切ると日向の脚の拘束を解く。
――仕方ない、自分でさせるのは今度だ。
「ヒナの望み通り、大きいので突いてやるよ」
そう告げてから、自身もテーブルに上がった浩也は日向の両脚を肩へと担いだ。
***
「ひっ! いやっ……まだ中に……ああっ!!」
中に玩具が入ったままだと言いかけた日向の声は、浩也の挿入で悲鳴に変わる。
「ヴッ…うぇっ」
浩也のペニスに押されたローターがアナルの奥深くへと入り込み、胃がせり上がるような感覚に日向は涙を流しながらえずいた。
「一杯になって嬉しいだろ?」
「いやぁ……くるしい」
涙で滲んだ視界の中、ヒラヒラとペニスの先で揺れている赤いリボンの向こうに見える浩也の瞳が、眼鏡のレンズ越しにも強い欲情を孕んでいるのが伝わって……囚われたように日向の心臓が大きな音を立てはじめる。
「ヒナの孔、ヒクついてる。萎えないし……こんなにされても感じるんだ」
「ちがうっ」
「認めろよ」
再び律動を始めた浩也に返す言葉も余裕も無いまま、日向の口からはひっきりなしに喘ぐような嬌声があがった。
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