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目を覚ますとベッドの上に寝かされていた。
視線を彷徨わせ、周りに誰もいない事を確認してから日向はゆっくりと体を起こす。
――あれ?
いまだ感じるペニスとアナルの違和感に、慌ててシーツを捲って見れば、萎えたペニスにはコックリングが嵌めらおり、どうすることも出来ないままに日向がそれを見下ろしていると、ガチャリと扉が開く音がして浩也が部屋へと入ってきた。
「目、覚めたんだ」
近づいてきた浩也に頭を撫でられ体を震わせると、クスリと笑う声がする。
「出さないでイケて良かったな」
そう耳元で告げられた瞬間、先ほど彼から与えられた凄まじい愉悦を思い出し、日向は顔を真っ赤に染めて俯いた。
「これ、取ってやるよ」
そして、伸ばされた浩也の指がコックリングを外した刹那。
「あぁっ」
尿道口から白い液体がダラダラと溢れだしたため、驚いた日向は思わず自身のペニスを握りしめる。
「……とまらなっ」
「ゆっくり射精してる」
慌てる日向の姿を横目に愉しそうに囁いた浩也は、華奢な体を抱きあげてから床へと降ろし、呆然とする姿を眺めて口角を綺麗に上げた。
「他にも出したいモノがあるだろ?」
「あっ! だめっ」
そう言いながら、浩也が下腹部へ掌を這わせ徐々に圧力をかけてきて、慌てた日向は自身の先端を握り込む。
「お願いっ……トイレに行かせて下さい」
震えながら日向は必死に懇願するが、聞き入れてはもらえなかった。
「見ててやるからこれに出せ」
スッと目の前に差し出されたのは、今朝、浩也が日向に渡したマグカップ。
「……嫌…です」
拒否の言葉を口に乗せれば、浩也に頬を軽く張られた。
それでも日向は首を横に振り続ける。暴力に慣れていないから、いつもはそれで言うことを聞いてしまうけれど、今回だけは聞けなかった。
頬を涙が伝い落ちる。
日向専用のカップだと告げ、優しく紅茶を差しだしたのは、こんな事をさせるためだったのかと思えば悲しくなった。
だけど、例え理由がそうだとしても、浩也が初めて自分専用と渡してくれたカップの中に、粗相しろなんて命令には従いたくなんかない。
――だって、渡された時……本当に嬉しかった。
頑なに首を振りながら、静かに涙を流す日向に浩也は深くため息をつき、抵抗する日向の両腕を纏めて掴んで拘束すると、空いている手で日向のペニスの先端をカップの中へと差し入れた。
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