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つき合ってからその傾向はあったのだが、一緒に暮らし始めてからはセックスをする回数が以前と比べ格段に減った。
それが自分の成績や、体を気にした優しさなのだと気づけずにいる日向だから、浩也が罪の意識から側に居てくれるのでは無いかと思い始めていた。
彼の気持ちを疑うなんてしてはいけないと思う程、不安は募り、どうすれば良いか分からなくなっていき……けれど、忙しくしている浩也に中々打ち明けられずにいた。
「んっ……ふっ」
チュクチュクと唾液が絡み合う音が鼓膜を直に刺激して、甘えるように舌に吸いつくと、胸の尖りを弄ぶ指が搾るような動きをする。
「あ……あぁっ」
「ヒナ、もうこんなにしてるの?」
片方の手が股間へと伸びて布地の上からペニスに触れた。
「だって……久しぶりに触ってもらえた……から」
元々素直な性格だから、思ったままを言葉にする。恥ずかしくて、自分から誘うなんて事は出来なかったが、隣で眠っているのに凄く淋しい日々が続いていた。
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