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第23話 正式彼氏 2

「今朝の・・・続きって・・・」 もしかして、榛の、ナニをどうにかしろってやつ!? 「あき、男が好きなんだろ?思う存分触っていいからな!」 「イヤ、まだ確実に男が好きかどうかは・・・」 まだ自分の中でも、認めたくない気持ちがあって・・・。自分がゲイだと認めるのが・・・怖い。 「男が好きだって確実にわかるように、俺が協力してやるよ」 「あ!おい、は、離せ!」 手を掴まれて、向かい合って立った榛の股間に無理矢理持っていかれる。 うわ・・・。榛の・・・。 「どお?どんな感じ?」 どうって・・・。 ふにゃっとしてて・・・俺よりおっきそうだなとは思うけど。それだけだな。 今朝はあんなに反り返ってて、お互いの服越しでもわかるくらい、デカくなってて・・・なんか、すげーイヤラシかったのに・・・ あれ・・・急にドキドキしてきた・・・。 「何にも思わねぇ?」 「え!?・・・イヤ、なんか・・・今触っててもなんも思わねんだけど・・・今朝の事、思い出したら・・・」 どうしよ。朝勃ちの榛の硬さを思い出してしまい、手が汗ばんでくる。 「あき、直接触ってよ」 「ええ!?それは無理!」 むりむりむりむり!そんな簡単に飛び越えれる壁じゃねえよ! 榛の手が、重なっている俺の手ごと自分のそれに沿うように上下を繰り返す。 項垂れていたはずの榛のモノがだんだん起き上がってくるのがわかって、全身が心臓になったみたいに脈打つ。 「わっ!」 いきなり榛に自分のモノをぎゅっと掴まれて、思わず腰が引けてしまう。 「あき、ガッチガチじゃん」 「・・・ま、まじで・・・?」 俺はゲイ確定だ・・・。 榛が俺のベルトとズボンのボタンを素早く外して、下着の中に手を滑り込ませてくる。 「あっ、まっ・・・」 「ぬるぬる」 う・・・。榛の手と自分のそれの間で、クチュ、と音がして、恥ずかしさと興奮で足が震えてくる。 「あき、俺の上に座って」 促されるまま、床に座った榛に正面から跨って、榛の太腿の間に腰を落とす。 「一緒にヤっていい?」 榛が自分の下着を下げ、勃ったそれが剥き出しになった。 う、わ・・・。榛の・・・。俺のより太くて、長くて・・・。ヤバイ、めっちゃエロい・・・。 「あきも出してよ」 「え!?俺のは、榛みたいにご立派じゃねーし・・・」 「知ってるよ。トイレで見たから」 ・・・そーいえばそうだった。 意を決して、下着を下げて自分のモノを出すと、榛が両手で二人の局部を重ねてぎゅっと包み、先端から根元までをゆっくり手のひらで擦るように上下させた。 「は、あ・・・あ・・・」 初めて他人に直に触られて、しかも榛と同じ部分が重なって、座ったままで腰が抜けるほどの快感が走る。 「あき、気持ちいい?」 気持ちいい。 だけど言葉にする余裕が無くて、ぎゅっと目を瞑った。 「いいよ、イっても」 榛の言葉を聞いて、堪らなくなって達してしまう。 「はぁ、あ・・・榛・・・ごめ・・・」 榛が着ていたシャツで咄嗟に吐き出した精液を受け止めてくれたおかげで、俺の制服は綺麗なままだった。 「いいよ。俺のも混ざってるし」 「あ・・・」 榛も一緒にイったんだ・・・。 急に冷静になってきて、恥ずかしさが込み上げてくる。 俺、なんて事を・・・! 「あき、俺の事、好き?」 「え!?」 「やっぱなんもない」 ちゅ、と榛が俺の眉間に口付けて離れる。 な、なんだ?今の・・・ 「立てる?」 榛は腕を引っ張って立ち上がらせてくれる。 どうした、榛・・・。なんでそんな優しくすんだよ。なんか、調子狂う。

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