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第27話 17

軽く朝食を済ませた後に、片付けもそこそこに再び寝室に連れ込まれ、優しくだけれどしつこく抱かれた。 僕の中でビクビクと震える祥吾さんの熱が、いつにも増して大きい気がする。それが、僕がプレゼントをあげたことによるものだと思うと、すごく嬉しくて、僕もキュウキュウと何度も祥吾さんの熱を締め付けてしまった。 同時に果てて、ベッドの上で四肢を震わす僕を祥吾さんが抱き上げる。「身体を洗うぞ」と部屋を出る祥吾さんの肩越しからベッドを見ると、シーツがグチャグチャで、その上にティッシュが散乱していた。そのあまりにも生々しい様子に、自分がしたことながら恥ずかしくなって、祥吾さんの肩に顔を埋める。 きっと、僕のお尻を支える祥吾さんの腕にも、僕の中から漏れ出した祥吾さんの精液が付いてるに違いない。 恥ずかしくはあるけれども、祥吾さんに愛されてることが実感出来て嬉しくて、僕は、祥吾さんの首に回した腕に力を込めた。 お昼ちょうどに、祥吾さんが言ってた通りに松田さんが来た。玄関で出迎えた祥吾さんが、すごく渋い顔で「よお…」と言う。 「え〜。その顔やめろよ〜。いや、わかってるよ?今日は雪くんと二人で過ごしたいの。でもさ、俺にも祝わせてよ。長年の友達なんだからさぁ」 「…上がれよ」 「…おまえ、ホント顔怖い…」 「ま、松田さんっ、どうぞ。来てくれてありがとうございます」 靴を脱いでスリッパに履き替えながら、松田さんは僕に微笑んでくれる。 「ありがと。雪くん見てると、癒されるよ。祥吾は俺に冷たいけど、雪くんが笑ってくれるから、それだけで充分…」 「晴樹、雪の可愛い笑顔を見んな」 祥吾さんが、僕の肩を抱き寄せて松田さんを睨むと、クルリと向きを変えてリビングへと向かった。

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