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8月...2

あの後家に帰って3人でご飯を食べたあと 持って帰ってきたシーツにアイロンをかけながら、この美姉さんに今日の話をした 「私の恋人だっていう生徒がいたの?」 「そう!もう俺あーいう人嫌い!」 でも...この美姉さんの恋人が随分前に亡くなったって言った時あの人すごいびっくりした顔してたな まぁ知らなかったからびっくりしてたんだろうけど でもあの顔...びっくりもだけど すごい困惑した顔でもあった。 「...あのね?絢斗、前にこの話をした時、あなたはまだ小さくてあの人もすごく危険な状態だったから死んじゃったなんて言ったんだけどね実は...まだ生きてるのよ事故にあってからずっと...目を覚まさず」 「...え?」 「まさか覚えてると思わなかったわ...でもそう...私の恋人だって言ったの...」 ...そういやあの人3年だって言ったけど 高校三年間の間で見たことない人だったな...あんな派手髪近づかないようにしようリストに入ってるはずなのに 次の日、気になって学校に行ってみると、やっぱり彼は屋上にいた 「てめぇ...また来たんか」 ダメなのかよ 「...ねぇ君名前は?」 「あ?」 「名前、あっ俺は絢斗です。仲田 絢斗」 「...黎二...津田 黎二(つだ れいじ)」 つだれいじ...やっぱり聞いた事ないな 陽ちゃんならほかのクラスにも友達多いし分かるかな 後で聞いてみよ 「...なぁ、昨日の本当か?」 「はい?」 「昨日、てめぇ言ってたろこの美の恋人は事故で亡くなったって」 「あぁ...」 どうしようほんとの事言った方がいいのかな でもでも...この人が本当に本当の事言ってるんだとしたら この人はなんになるの...? 「んだよ、さっきから人の顔みて百面相しやがって」 「すっすみません...俺がクズでノロマな猿だから...」 本当の事確かめることすら出来ずにこの人を怒らせてばかりいて...あぁほんと俺ってクズ...もうクズ通り越して道端に落ちてるフン以下... 「おっおい」 「いいんですよ...どうせ俺はモブなんですから...こんな根暗どうせ物語の最後はモブとして知らないおっさん達にレ〇プされる運命なんだ...ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ」 (ご安心くださいnotR18です。) 「物語?モブ?は?」 「いいんです...気にしないでください...昨日この美姉さんにあなたの事言ったんです。そうしたら」 「やっぱ事故って死んだなんて嘘なんだろ?この美は高3でお前の言ってることは嘘なんだろ?な?」 「違いますよ、嘘じゃないです...あぁいや1部嘘だったんですけど...」 昨日この美姉さんに聞いた病院 まず行って確かめないことにはどうしようもないよね もしこの人の言ってることが本当で、この美姉さんが言ってることも本当だとすれば...それかどちらかが嘘つきか、どっちも嘘ついているのか ...この美姉さんに限ってないか...俺に嘘つくなんて 「...ぃ...なぁってば」 「へっ?あっすみません...俺帰ります」 「はぁ?」 「まだ話せる状況じゃないんです!すみませんぶっ」 勢いよく扉を開けて出ていこうとしたら、何故か硬い壁にぶつかった... 扉はちゃんと開けたはず... 「...ってぇな」 ? 壁が喋った...? 「おい、いつまでそうしてるつもりだ?ア゙ァ?」 「ひっごっごめんなさ」 「...ったくてめぇが校内に入ってったの見たからこいつが追いかけようなんて言わなきゃこんな汗だくになってこんなクソ暑い場所来ること無かったのによ」 「だって先輩の顔!こーんな思いつめた顔して学校の中入ってくんだもん、それに今日は午前中で学校閉めちゃうって先生言ってたし先輩出らんなくなっちゃったらどうすんのさ」 この声... 「大毅くん」 「なんだよ」 「春兎くん」 「はーい、こんにちは先輩お久しぶりです」 ほんとに...夏休み入ってから全然会えなかったし 連絡もこなかったから忘れられたのかと... 「...で?その柄の悪そうな人ってだれ?」 「あ?」 「えっ見えてるの?」 「はぁ?」 「あっねぇ頼みたいことあるんだけどいい?」 「はぁ?んでてめぇなんかの「はいはーい!いいですよ!」おいはる!」 「とりあえず学校の外出よう」 と、学校の外に出て 2人に粗方の説明をして一緒に病院に行くことになったのはいいんだけど... 「うそ...」 まさか本当に... 看護婦さんに訳を話して病室を聞いて、恐る恐る部屋の中を覗いてみるとそこには俺のよく知る顔の人が寝ていました

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