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She is Always a Woman⑤

「あーもう、若い子にはついていけない」 谷垣は全力疾走した後のように息を切らしていた。 「オッサンか」 もう一回ヤりたいところだが、俺も無茶し過ぎた。やっぱ明日腰が死ぬわ。 「これからは嫁とのんびりヤルよ」 谷垣はニヤッとする。 「いや、帰ったら早速ってとこじゃね」 「今日はもう無理!」 谷垣は笑いながらベッドに大の字になった。 そして2人してふらふらしながらシャワーを浴び、(途中なんかいい雰囲気になったから一回抜いて、)さっきまでヤッてましたって風体でホテルから出た。 きっと嫁に誠実さって何?と聞かれる事だろうが、どうせ信じやしないのだから、それこそセックスしとけばいい。 「じゃあな、嫁さんしっかり捕まえとけ」 俺の姉ちゃんみたいになるなよ。 "充分稼ぎ、疲れ果てることもなく、負けるのを認めることもない"女だったが、アッサリ逝っちまったんだからな。 「がんばるよ。今日はありがとう」 谷垣は手に指輪を光らせ、帰路に着くのだった。

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