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一緒に……。

気がつけば俺は手首を切っていた。 颯太がいないなら生きていても仕方ないし。 だって天国(あっち)で会えるじゃん? 颯太、待ってて。 すぐそっちに行くから。 「……んで?」 霞む意識の中。 聞きたいと逢いたいと思った人の声がした。 「颯太、会いたかった」 俺は最後。 微笑みそう言った。

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