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第8話 初の友達と下校
「よーし、帰ろー」
友達1号のゆうちゃんこと宮本 侑那(ミヤモト ユウナ)くん。先程最後の授業も終わり鞄を肩にかける僕に声をかけてくれた
「い、いいの?」
「はー?いいに決まってんじゃん!」
「俺も一緒に帰るー」
友達2号のきーちゃんこと八島 希一(ヤジマ キイチ)くんも入ってきた
「家どっち?」
「正門から10分くらいなんだけど」
「OK、俺らもそっちだから帰ろ。てか、10分って近いなぁ」
ゆうちゃんが羨ましそうに言う
まぁ、家が近いから選んだようなものだから
あの家を離れたくなかったからなぁ…
「でもゆうちゃんの家だって綺麗でいーじゃん」
「そうなの?」
「うん、ゆうちゃん家綺麗だしお姉さんも綺麗だよー」
「お姉さん?」
「あー、まぁ、仕事でほとんどいないけどなー」
なんとゆうちゃんのお姉さんはモデルをやっているらしく顔良しスタイル良し、学生の時は成績もよかったらしい
まぁ、ゆうちゃん自体綺麗だから納得だ
ちなみにきーちゃんもすごくイケメン
きーちゃんには弟がいるらしい
「そーいえば、サクちゃんは本当にドーテーなの?「ブッ!?」」
きーちゃんの言葉に飲んでたお茶を吹いた
きったなー、なんて言ってるけどしょうがないだろ!!
「ど、童貞…だと、ダメなの…?」
最後の方は消えそうな声になってしまう
「サクちゃんは……童貞の前に、処女捨てそう…」
「あー、可愛いよな。てか、佐久が童貞卒業とか想像できねー」
どうやって処女を捨てるんだろうか
僕男なんだけど…
てか、想像すんなよ!!
「そういう…2人はどうなの?」
そうだそうだ、同じ高2なんだから「「ごめん」」………
なんで、2人して謝るんだよ…!
「も、もうこの話題おしまい!!」
恥ずかしくなった僕は話題を強制終了させた
そして、そこから5分程歩き僕の家に着いた
初めての友達との下校
とても楽しくて…「そんなしょぼんとすんなよー。」
「ごめん…明日も一緒に帰ってくれる?」
「当たり前だけどー…」
だけど…?
「今から家くるか?きーちゃんも来るからさ」
僕の顔がぱあぁぁぁ…とキラキラしたのは仕方の無いことだ
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