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第13話・堀川

 おいおい俺。そっち派ってなんだよ!  危ねー、テンパって素が出そうになった。  黒髪清楚な巨乳好きキャラをうっかり忘れて、つい、違うって否定しちまった。  だって。黒髪も清楚も巨乳も興味は一切ない。いつもオカズにしてるのは、三上に似た綺麗な顔をした男のエロい画像や動画だから。  つか、この状況なんなの?  なんでフル勃起したチンポ晒して、三上と一緒にAV探してんの?  パソコンの画面より三上の全裸が見たいんだけど!  それにしても、三上の身体がエロくてヤバい。目に焼き付けておかなければ。  でも、じっくりと見たら怪しまれるかもしれない。なんで見てんだよって、もしかして堀川ってそっちなの、キモ、とか言われたら台無しだ。せっかくのラッキーチャンス、手放してなるものか。  横目で三上をチラチラ見つつ、パソコン画面に集中しているフリをした。  もう鼻血出そうだし、さっき触ってもないのにちょっとイきかけた。俺、今日何回も隠れてシコったくせに、チンポはすでに我慢汁でドロドロだ。  三上の勃起チンポは、なんていうかスゲェ綺麗。ピンク色ですっと長く上に伸びてて、カリはあんまり張ってない。玉はプリッとして結構デカイ。  あー、むしゃぶりつきてー。  とりあえず、三上が好きだって言ってた、制服とか水着のコスプレ系の動画ジャンルから適当に一つ再生してみた。ちなみに、このエロサイトのアカウントは兄貴のヤツだ。エロいことに寛容な兄貴でよかった。  適当な箇所にシークバーを移動させれば、女優のわざとらしい喘ぎ声が部屋に響いた。音量を小さめにして、ノーパソをテーブルの上に置く。  俺と三上は向かい合ってベッドの上にあぐらをかいた。三上はパソコンをチラチラ見ながら、俺の股間に手を伸ばしてきた。どうやら、適当に見つけたジョシコーセーモノAVは、三上の好みに合ったらしい。  ……そういえば、どことなくこの女優、三上の初カノに雰囲気が似てる……。  嫌なこと思い出しちまった。三上の童貞奪ったけど、エッチ下手でサイアクだったから別れてやったって言いふらしてた売女。一つ上の学年の最低な女。何度、タンスの角に小指ぶつけろと念じたことか。  やっぱ、三上はこういう雰囲気の女子が好きなんだろうな。小さくて、可愛い感じの。俺とは何もかも真逆な……。  ナシナシ。今はそーいうの無し。苛ついたり落ち込んだり自虐的になったりするのは後回し。  今はこのクリスマスプレゼントを楽しまなきゃ。  つうか。  他人のチンポ触るの、抵抗ないのかなこいつは。  その半開きになった口に無理矢理チンポ突っ込むぞ? 「触るぞ?」 「じゃ、せーので」 「せーの」  きたー!  三上の指が、俺のチンポを触ってる!  あー、もうイきそう。イく、イく!  いやいやダメだ、イったら終わる。この夢の時間が終わってしまうー!  セーラー服着たババァが喘ぐAVを見て、興奮を冷ます。あ、ちょっと萎えた。そもそも俺、女のあの声も、揺れる胸も嫌いなんだよ。モザイクかかってるけど、局部なんか映ると吐き気がするし。  でも、今はそれが助かる。中和してくれるから。  三上の裸見ながら、三上にシコられるのが興奮度百だとすれば、AVはマイナス五十くらいだから、ちょうどいい感じに勃起しつつ、気持ちよくなりつつ、三上を堪能できる。  三上の指はちょっと冷たい。俺より筋肉なくて細いからだろう。  その冷たさと、ぎこちない手の動きが、いつも自分でシコるのとは違う快感をもたらしていた。 「もっと強く?」 「いや、気持ちいい」 「そ?」 「三上は?」 「ん、スゲェ気持ちいい……堀川のおっきいから……はぁ……すぐイきそ……」  はい、吐息混じり『イきそう』いただきましたー!  声、エッロ!  だんだんトロンとしてきたその顔もエッロ!  口、さっきからなんで半開きなんだよ。舌がちょこっと見えて卑猥なんだけど。  三上の声と表情に煽られて、俺のチンポはググッと大きくなった。  あーダメだ、ダメ。まだ終わったら勿体無い。  AVの方に神経を集中させて、萎えさせていたら。 「堀川のコレ、挿れられたらめっちゃ気持ち良さそう……いいな……」  ポツリとした三上の呟きに、ハッとしてシコる手を止めた。  普段から話題にして三上のことをいじってたけど、もしかしたらすごく気にしてたのかもしれない。初めてのエッチが下手だったって言われたことを。  どうせあんなの、フラれた腹いせに女が適当に言ってるだけだろって思ってたんだけど。だから軽い気持ちでいじってたのに。マジか。  三上は、しまったって顔をして、耳まで真っ赤になってしまった。  えー……マジでサイテーな奴じゃん、俺。 「あ、ちが……、女子はやっぱ、お前みたいなデカイチンポの方が気持ちいいんだろうなって意味だからな!?」 「三上のも別にそんな小さくないだろ」 「そ、そうかな」 「自信持てよ。三上の可愛いじゃん」 「か、可愛いって……」 「あ、可愛いって、小ちゃくて可愛いの意味じゃねーよ? 清潔感あるっつーか、綺麗っつーか、清楚な感じ? 俺はお前のチンポ、いいと思うぜ」 「……本当?」 「ああ。自信持てよ」 「そっか、えへへ、嬉しいな。じゃ、続けるか」  はーなんだよ! 可愛い笑顔!  つうか、そんなに気にしてたなんて。言ってくれればよかったのに。  違うか、俺が無神経すぎたんだ。それと、嫉妬してイライラしてたのをぶつけてた。三上が彼女とヤってんのを想像して、ムカついて。  でも、傷つけてたなんて。マジでサイテー。  今まで悪かった……もうエッチ下手ネタではいじらないからな!

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