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柔らかく耳を噛み、舌先で耳溝をなぞると、晶はぶるりと震えた。
「何だか、ぞくぞくしてきます……」
「それ、感じてるって事だよ。感度良いね、素敵だ」
首筋を舌腹で舐め、緩く吸う。
そうすると、晶は深い息をゆっくりと吐いた。
瞼を閉じ、睫毛を震わせ全身で官能を受け止めている。
控え目、だが熱い。
そんな晶の反応は、凌介の好きなタイプだった。
緩やかに腰を動かし、性器を擦り付ける。
途端に晶の息は、乱れ始めた。
「あ、相川さんッ」
「凌介って呼んでくれ」
腰をやりながら、凌介は片手を晶のペニスに伸ばした。
「手、冷たくてごめんね」
肉茎を軽く握り、先端に指で触れると、粘液が絡んできた。
「もっと悦くしてあげる」
凌介が扱きだすと、晶は喉を反らせて声を出した。
「あ、あぁ」
凌介の背中に回されている晶の腕に、力が入る。
さらに強く激しく手を動かすと、晶は爪を立ててきた。
「ん、くッ。あぁ、はぁ、あッ」
「我慢しないで声を出して」
「だ、ダメです。もう、もう、僕ッ」
「イッてもいいよ」
「んんッ。あ、あぁ、あ。凌介、さんッ!」
勢いよく、晶は精を吐いた。
冷たい凌介の手のひらには、その熱が心地よい。
「じゃあ、これを」
凌介は晶の淫液を、自らのペニスと彼の後膣へと塗りたくった。
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