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Dirty Work②
服を脱いだ藤原の身体は芸術品だった。筋肉の配置と凹凸が完璧で作り物みたいだ。だからといってゴツい訳じゃなくて、無駄な肉が無く引き締まっている。
すげえな。
「触っていい?」
「もちろん」
これからセックスするんだから、って。
そりゃそうだな。
触っているうちに、気がついたらシャワーを浴びながらガッツリサカってた。深いキスをしながらお互いのを擦り付ける。唇が離れれば唾液が糸を引いて、それに吐息がかかった。藤原が濃いまつ毛をあげれば熱に蕩けた目が現れる。
「鈴木さん、準備するから」
大した自制心だ。でも俺がもうムリ。
「ヤダ。イクまでやる」
「大丈夫?」
「平気」
若いなあ、と藤原は笑う。
まだ挿れられないから、藤原をマットの上に寝かせて脚を閉じて持ち上げる。その間にペニスを挟んで腰を動かした。素股ってやつだ。
あっという間に液が滲み出して、ぬるぬるとペニスや腿の間を濡らした。筋肉の凹凸や藤原の反り勃ったそれが、色々な所を刺激してきてすげえ気持ちいい。
射精するのにそんなに時間はかからなかった。
藤原のを抜こうとすると
「俺は後でいいよ。待ってて」
と風呂場から出された。ベッドで余韻に浸りながらぼーっとしてると眠くなってくる。携帯を見て液晶の光で目を覚ます。と、ベッドが軋んだ。
ベッドに上がってきた藤原は俺の顔の輪郭に手を沿わせる。首筋、胸、肋骨、腹なんかに唇を落として、たまに跡をつけていく。
「ネコやるんじゃねえの」
「挿れるよ。好きなようにやってるだけ」
まあいいや。気持ちいいし。
俺のが勃ってくると、藤原はソレを咥えた。挿れられる状態になると、ゴムを器用に口で被せていく。絵面がめちゃくちゃエロくて、すぐにでも挿れたくなった。
「待って」
藤原は起き上がろうとする俺を制止する。それから俺の上に跨って、ペニスを当てて体重をかけていく。
「好きに動いていい?」
「いいよ」
藤原はホントに好き放題やっていた。
身体の傾きを変えたり、俺の乳首を攻めたり、腰で円を描くように動いたり、キスしてきたり。
すごく気持ちよくて、どっちが抱かれてんだかってくらい翻弄された。
「鈴木さんも動いていいよ」
起き上がって、筋肉が盛り上がる肩にしがみつきながら腰を突き上げた。我慢できなくなって、藤原を押し倒す。白い星が目の前に散らばる。
「ごめん、イキそう」
「ん、いいよ。俺もイク」
夢中で腰を振った。俺がイッたと同時に、藤原も身体を震わせていた。
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