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第三章・20
「身長も伸びたし、体重も増えました。でも、なぜか発情期が来なくて……」
「いいさ。その分、君に尽くしてもらおうか」
「はい」
駿は、伊織の両脚に身体を潜り込ませて、そのペニスを口に含んだ。
初めての夜は、泣いて泣いて嫌がった、伊織との性交。
今では、自然にその身体を預けるようになった。
素直に、伊織に仕えるようになった。
「ん、ぅん。っく、ふ。うぅん……」
ちゅぷちゃぷと濡れた音を立てながらフェラチオを施す駿が、密やかな声を漏らす。
はぁ、と伊織は深く息をついた。
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