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第三章・22
「でも、伊織さまのここ、もうぱんぱんに膨れて」
こんなに硬くなっちゃって、と駿は伊織の棒芯を擦り舌を這わせた。
「駿が巧いからな。そろそろイきそうだ」
スキンを着けるか、と伊織がサイドテーブルに腕を伸ばそうとすると、駿がそれをやんわり止めた。
「僕、伊織さまのを飲みたい……」
「駿?」
「お願いです。飲ませて……」
血が、沸騰しそうだった。
「そんなことを言い出す従者は、初めてだ」
汚いとは思わないのか。
屈辱とは感じないのか。
「伊織さまのものだから、飲みたいんです」
何と言う言葉責めだ!
責めているはずの自分が、逆に駿に責められるとは!
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