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第三章・25
「んんぅッ! んッ、んくッ、んんんッ!」
大量の精を、駿は喉を鳴らして飲んだ。
ああ、温かい。
伊織さまの、種。
閉じた瞼の睫毛が、震える。
恍惚の表情の駿に、伊織は安心した。
(無理してるわけじゃ、ないようだ)
全て飲み干した後、駿は伊織のペニスをきれいに舐めて清めた。
「お腹を壊したら、私のせいだな」
「そんな。僕の方からおねだりしたんです」
「美味いものなのか?」
「伊織さまのなら、美味しいんです」
可愛いことを言う、と伊織は駿の腰を引き寄せた。
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