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第四章 クリスマス狂詩曲
「伊織さまが僕にクリスマスプレゼントをくださるのなら、僕からも何かプレゼントするべきかと思ってですね」
何にするか悩みに悩んだ末、駿は伊織の同級生・篠崎に相談していた。
当初、憧れていた先輩。
ラブレターを書いた相手。
だが、その手紙を誤って伊織に渡したばっかりに、駿の運命は大きく変わった。
篠崎のことは、今でも好きだし憧れている。
しかし……。
「御影くんは、ホントに天宮司のことが好きなんだね」
「そ、そんな! 僕はただ、従者として!」
だって、と篠崎は笑い目だ。
「御影くん、いつも天宮司の話ばかりしてるよ」
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