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第四章・16

「あぁ! 伊織さま、んッう! はぁ、あ!」  これで二度目の性交だ。  伊織は、火曜日の少年を後ろから犯していた。 「はしたないな。それでも君は、αかい?」 「お、お許しください、伊織さまぁ!」  火曜日の少年をはじめ、従者は駿を除いて全てαで揃えていた。  元・金曜日の少年もαだった。  他のαを従えることによって、その頂点に立つ伊織。  気分がいい、はずだった。  その支配欲は、満たされていたはずだった。  

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