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第四章・20

「君たちがうまく行ってるようで、僕も嬉しいよ。で、どう? 発情期の方は」 「体が火照る感じはあるんですけど、まだ……」 「焦らないでね。大丈夫、天宮司はきっと待っててくれるから」 「はい」  いい返事はしたものの、内心不安だった。  僕の他にも、従者はいる。  きっと皆、心でも身体でも、伊織さまを満足させているに違いない。  ハートは誰にも負けないつもりの駿だったが、身体の方が伴わない。 「フェラばっかり、巧くなっちゃった」  口を尖らせ、フランクフルトを咥えて食べた。

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