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第五章・26
「駿は、抑制剤を飲んではいなかったのか?」
「ごめんなさい。まさか今夜、急に発情するなんて思いもしなかったから」
泣き出しそうな、駿の声。
その泣き声を、歓喜のものに変えてあげよう。
「いいんだ。クリスマスが記念日になるなんて、素敵じゃないか」
そう言って、伊織は両手の指で駿の後膣を押し広げた。
「あ、伊織さま」
「いくよ、駿」
駿が身構える間もなく、伊織の硬い先端が蕾に触れた。
「大丈夫。リラックスして」
両脚を大きく開いた駿に、伊織が腰を進めてくる。
ああ、こんな格好で。
恥ずかしい。
伊織さまの前で、恥ずかしいよ。僕。
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