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第五章・28
「動いても、平気か?」
「はい」
本当は、不安だった。
挿れられただけで、こんなに感じて震えているのに、これ以上どうなるのか。
「僕、どうなるんでしょう」
なにか、阻喪をしなければいいが。
伊織は、そんな駿に微笑んだ。
「それは、身をもって知るんだな」
伊織は、ゆっくり腰を退いた。
「あ! ひあぁ、あ! っくあぁああ!」
伊織に絡みついた内壁が引き攣れ、快感が泡立った。
ぎりぎりまで引き抜かれた伊織が、今度は思いきり内に挿入ってくる。
「はぁあ! あ、あんッ! ヤあぁあ!」
初めはじっくりと。
次第に速く、伊織は駿を責めた。
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