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第七章・2
「何を食べていた。ちゃんと栄養のバランスは考えていたんだろうな?」
「豚汁定食。デザートに、みかん付き」
「ブタジル? 何だ、それは!」
全く、と篠崎は伊織の肩を、ぽんと叩いた。
「気になるのは解るけど、いよいよ進路を決めるんじゃなかったのか?」
そうだ。
その相談にと、篠崎を生徒会室に呼んだのだ。
「幼稚園から100点しか取ったことのない天宮司が、何を迷うことがある」
「いや、実は先だっての期末試験で、初めて99点を取った」
氏名を書き忘れていた、と伊織は頭を抱えた。
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