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第九章・4

 一緒に、バスでくつろごう。  そんな伊織の言葉を、駿は冗談と思っていたので、いつものTシャツと短パンで浴室へ入った。 「駿。君は着衣のまま、浴槽に入るつもりか?」 「え!?」  たちまちのうちに、素裸にされた。 「たまには私が、駿の背中を流してあげよう!」 「伊織さま、やめッ! く、くすぐったいです! それに、そこは背中じゃありません!」  ソープを泡立て、二人で互いの性器を弄った。 「駿、そろそろ降参じゃないのかな? 脚が内股になっているぞ?」 「も、ヤだ。伊織さま、そこ、ダメぇえ……」  もう少し。  あと少しで……。

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