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第九章・6

「では、駿。続きをやろうか」 「続き、ですか?」  そう、と伊織は駿の背後に回った。 「縁に、手をかけておきたまえ」 「こうですか」  すると、腰に伊織が触れてきた。  両手で、しっかりと駿の腰を掴むと、その中心の蕾に自らの先端を突き挿れてくる。 「い、伊織さまッ!?」 「我慢できないんだ。それは、君も一緒だろう?」  温かな湯で解れた駿の柔襞は、伊織をすんなり呑み込んでゆく。 「ん! んんッ、あ! ぅあ、んッ!」  浴場なので、声が良く響く。  駿はそれが恥ずかしくて、抑えた悲鳴を上げた。

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