192 / 223
第九章・15
こ、このまま。
このまま、腰を落とし……ッ。
「あ、あぁ、あ。はぁ、あぁ、あぁんッ!」
「頑張れ、駿。まだ6合目だぞ」
伊織さまの意地悪!
ふるふると震えながら、駿は伊織という杭を自らに埋め込んでいった。
「ん、んぁ。あぁ、もう、もうダメ……」
「仕方がないなぁ」
伊織は、ぐんと腰を突きあげた。
「ッあ! あぁあ!」
腹の奥まで、圧がかかった。
振動が、脳髄まで駆け抜ける。
ヤだぁ!
こんなに、気持ち悦いなんてぇえ!
ともだちにシェアしよう!