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第九章・18
早々に、駿は吐き出してしまった。
跳ねた精が、伊織の腹に零れる。
「ごめんなさい、伊織さまぁ!」
「構わないよ。では、自分でできたご褒美をあげよう」
下から思いきり、伊織が腰を穿った。
突き上げる快感が、駿を襲う。
「うぁ! あッ、あぁ! はぁ、あぁ、ヤあぁ!」
駿の腰を下からしっかりつかみ、伊織は連続して腰をうねらせた。
「いッ、伊織さま! もう、もう、お許しくださいぃ!」
「バスでの言葉を、もう使えるのか。賢いな、駿は」
半ば笑いながら、伊織は余裕で腰をやる。
「駿。駿も、動くんだ。二人で動けば、もっと悦くなるよ」
「ッぐ。うぅう、あぁ! む、無理ですぅう!」
再び、駿が精を放った。
伊織の腹は、どろどろだ。
「これは、もう一度シャワーを浴びなければならないな」
「う、ぐぅ、う。ごめんなさい、伊織さまぁ……」
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