70 / 188
第71話
「打たれて感じた? なら、ここ、擦っただけでイけるようになるのも、簡単かもしれないな」
「あっ……うぅ…うっ」
ブジーの柄を摘んで回し、陰嚢を緩く揉んでやる。本当にそうなれば面白いと唯人は思うが、目下の暁は怯えたように濡れた睫を震わせながら、嗚咽を漏らし続けるだけだ。
「気持ち悦過ぎて返事も出来ない?」
「……ゆい、アッ、ムリ……ムリ!」
見せつけるようにローターを出し、スイッチを入れて彼に示せば、見開いた目から大粒の涙がボロボロ溢れて頬を伝うが、もう逃げたり脚を閉じたりするような真似はしなかった。
「あっ! はっ……アウッ!」
尿道から生えている柄にローターを軽く当ててやると、その都度悲鳴は上がるけれども、暁のペニスは萎える事無くその硬度を増していく。
「でるぅっ…でるっ!」
「だから、何も出ないって言ってるだろ」
射精も栓で封じているし、勃起している時の排尿は困難な物なのだが、そんな知識も無いから怯える暁の姿は滑稽な程に愛らしく、唯人は煽られそうになるけれど、まだ早いと己を戒め彼の頬へと指を伸ばした。
「気持ち悦い?」
「ゆい、怖い……怖い」
もはや冷静に考えられる余裕も残っていない暁は、まるで子供のように唯人の掌に頬を擦り寄せる。
「俺は、気持ち悦いかって、聞いてるんだけど」
ローターを放り投げ、みっちりブジーで満たされている尿道口を抉るように指を這わせて低く問うと、痛みに喘ぎ悶えた暁は、譫言のように「気持ちいい」と何度も何度も繰り返し、遂には大きな痙攣と共に、シーツの上へと、糸の切れた操り人形みたいにガクリと沈み込んだ。
ともだちにシェアしよう!