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「ぃっ、 く、っ…あぁっ」  体が揺すられる度に襲う痛みと、じわりと感じたナニかに侑紀の口から声が漏れる。 「ひっ…ぁ、っ」 「んっ、イイ声 」  兄を犯す汰紀の顔が愉悦に歪む。  ぐっと腰を突き出し、奥の襞を擦りつけるように動かすと、びくんと大袈裟に侑紀の体が動く。 「ぁ、あっ?」 「ココが、気持ちイイ?」  汰紀は、見付けた侑紀の弱点をゆるりと刺激しながら問い掛ける。  何を言われたのか分からない侑紀は、戸惑いのままに首を振った。 「わか、な…あっ!!」  きつくソコを突き上げられ、反射のように全身に力が籠り、悠然と見下ろす汰紀を締め上げる。 「や、怖 っ、ぅ……あっぁ!!」  執拗に攻め立てながら、完全な起立を見せて涎を垂らす一物を撫でた。  腰を引き寄せ、パシンパシンと音を響かせ激しく腰を動かすと、侑紀の身体がビクビクと跳ね上がり、汰紀の手に包み込まれたモノから白濁が吐き出される。 「あぁぁぁぁっ  、────は 苦し、 …っも、出て…ていけ、よ…」 「俺はまだ出てないよ」 「ひゃっアァっ」  吐き出したモノでぬるつく指が乳首を捏ねる。  乳輪を擽るようにくるくると触っては、きつく摘まみ上げられて思わず声が零れた。 「ぁ、んっ !!」  ギリギリまで引き抜いては、一気に最奥まで突き上げる。  その度に上がる嬌声は、汰紀が果てるまで上がり続けた。

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