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「あ、拭かないでよ」
「…?」
「加虐心、そそられてイイんだよ」
「っ …この、へん た…ああっ!」
ズンッと突き上げられ、言葉が途切れて悲鳴が上がる。
「くぅ───…っ…」
「声、上げていいよ?遠慮しないで」
「ひっ…ぅう、ぅう……っい、や だっ!」
「そう?腰が動いてるよ?」
「っ!?」
はっと身を強張らせた侑紀を組伏せ、からかう表情で楽しそうに目を細める。
「もう、媚薬とか使わなくてもさ、この前みたいなおねだり出来るんじゃない?」
しっかりと押さえ込まれた腕を動かせず、標本のように畳に縫い付けられた侑紀の首筋を舌が行き交う。
塩気を滲ませる皮膚をわざと焦らすように舐め、震える侑紀を眺める。
「あれ、よかったよねぇ?尻上げて、自分で奥まで広げて見せてさぁ?舌っ足らずにお願いするの」
「…っ」
「もう一度、見たいなぁ……今度は素面で」
ふふ…と笑う汰紀が上から退く。
この間、媚薬と称する怪しい液体を注射された時の事を思い出し、その際に見せてしまった醜態に侑紀は顔を赤らめた。
「で、出来…」
「出来ないとか、言わないよね?」
また電気を消すよ…と脅され、侑紀は羞恥と屈辱からの涙を滲ませて床に伏す。
膝を突き、尻を上げ、牝猫のような姿勢を取って汰紀を振り返る。
先程まで犯され、閉じきっていないアナへと指を這わす。
ぬるぬるとした感触。
指で元来出口である筈の入り口を広げると、ナカにひやりと空気が流れ込む。
「 …た、汰紀の、ペニスで……犯して………」
「そんなはっきりした口調だったっけ?」
「っ……な、なんて口走ったか 覚えて、ねぇよ…」
そう弱々しく呟く。
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