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「ふふ… まぁ、いいか。随分、恥ずかしい格好も自分で出来るようになったねぇ?今も、ずっと指動かして… 」
そう言われ、侑紀ははっと指でアナを弄り続けていた事に気付く。
「 淫乱」
「っ…違……っ」
否定しようとするも、汰紀が腰を掴むと、応じるように腰を揺らしてそちらへと尻を突き出す。
条件反射のようなそれに、汰紀の笑いが返されたのは言うまでもない。
「早く犯して欲しくて仕方ないの?こんなに尻を揺らしちゃって…そんなに俺のペニス美味い?コレでメチャクチャにして欲しい?」
「っうるせ!… オレは ……お前がすぐ飽きるだろうから……」
「飽きる?」
思わず出た言葉に、はっと口を閉ざす。
「何、企んでるの?」
低くなったその声は、人を脅すには十分な重圧を持っていて…
ましてやこの状況下の侑紀にはてきめんだったのか、視線を泳がせて口を開く。
「 お前、すぐに飽きる質だからな…オレがこうやって従順にしてたら、飽きて………」
「解放すると?」
「香代子ん時も、香代子がお前に惚れた途端、飽きて冷たくしやがって!んなだからあいつは悩んで…」
「香代子を抱いたのを、人のせいにするの?」
ぐっと言葉を詰まらせ、続ける言葉を返せないままに視線をずらす。
「それにしても、まだ諦めてないの?外」
「っ!!当たり前だろっ!」
そう怒鳴り、体を捻って汰紀の手を振り払った。
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